骨盤は左右の寛骨と仙骨の3つの骨が関節することで形成されています。

本来、寛骨と仙骨が作る仙腸関節は平面関節なので基本的に開いたり、ずれたりすることはありませんし、左右の寛骨が繋がる恥骨結合は繊維軟骨により強力につながっています。

そのため産後の骨盤は本来受けるはずではないホルモンの影響や胎児の影響で骨盤自体にストレスが掛かってしまうため専用の矯正をしなければ本来の骨盤に戻すことはできません。

多くの整骨院のホームページを見ていると、インナーマッスルの説明がでたらめな説明をしています。

筋肉の浅い部分をアウターマッスル、深い部分をインナーマッスル・・・

国家資格を学んだ整骨院の先生とは思えない知識だということに気づいて欲しいです。

本来のインナーとアウターはそれぞれの筋肉の分類で、浅いとか深いとは全く違いますよね？それは分かっておきながら患者さんに説明していませんか？

インナーマッスルはインナーユニットやローテーターカフ、外旋6筋などそれぞれの筋肉をいいます。

妊娠中に変化した骨盤は約10ヶ月間負担がかかります。

その後始まる育児でさらにママの体には様々な負担がかかります。

そのため、機械で単一的な対応するだけでは対応出来ないはずと思います。

トムソンベッドや機械では対応出来ない患者さんを見るには評価と技術が重要になりますのね。